ロシア政府は10月20日、クーバに対し、火力発電機4基建設用資金として12億ユーロの借款を16~24年に供与する、と発表した。返済期間10年、利率は4・5%。また、製鉄所現代化用資金1億ドルを無償供与するとも発表した。
モスクワ訪問中のリカルド・カブリーサス副首相(対外経済関係担当)とロシア関係閣僚との話し合いで決まった。
同副首相は、ウラディーミル・プーチン露大統領の顧問セルゲイ・グラゼフとも会い、欧亜経済同盟(UEE)へのクーバのオブザーバー参加の可能性について話し合った。
UEEは今年元日発足、ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア、キルギスタンが加盟している。クーバは1972~89年、旧「経済相互援助会議」(コメコン)の加盟国だった。