ハバナで和平交渉中のコロンビア政府とゲリラ組織FARC(コロンビア革命軍)は10月17日、内戦中に出た強制失踪者の捜索などについて合意に達した。同失踪者は4万5000人~6万9000人と推計されている。
双方は、失踪者について捜索、遺体位置特定、身元確認、遺族への遺骨・遺品返還を図る。そのための計画を双方は向こう4ヶ月間に「失踪者捜索委員会」(CBPD)に提出する。来年3月の「和平最終合意」調印後、「失踪者捜索部隊」(UBPD)を創設し、活動を開始する。
UBPDは、「真実究明・共生・繰り返すまじ委員会」の規定に沿う。活動には、赤十字国際委員会、コロンビア法医学研究所、同検察庁、関係諸組織が関与する。
双方は「和平特別法廷」の判事25人(うち外国人5人)を選出する。
双方は9月23日、来年3月23日までに「和平最終合意」を達成する旨を記した合意書に調印している。