訪露中のリカルド・カブリーサス玖副首相は10月20日、モスクワでセルゲイ・ショイグ国防相と会談した。ハバナ放送がノーヴォスティ通信電を基に報じたところでは、国防相はクーバとの海軍同士の協力関係を促進したいと副首相に伝えた。
露国防相は、「両国の軍事協力関係は極めて良好だ。ロシアは(ソ連時代から)クーバに協力してきたが、引き続き協力してゆきたい。その展望は開けている」と語った。同国防相はまた、露海軍艦船がクーバに入港する際の支援に謝意を表した。
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ロシアは、ウクライナへの侵略、シリア内戦への軍事介入の仕方などをめぐって米欧と厳しい対立関係にある。米国と7月国交を再開したばかりのクーバに敢えて軍事協力強化を持ちかけたのは、米国を意識してのことだ。