ペルー次期大統領選挙(来年4月実施)の支持率調査結果が10月13日発表され、ケイコ・フジモリ元国会議員が32%で、従来通り首位の座を守った。
2位は、ケイコとともに決選投票に進出すると予測されているペドロ=パブロ・クチンスキ元経済相で、15%。3位はアラン・ガルシア前大統領7%、4位はアレハンドロ・トレード元大統領5%だった。他の6候補は計13%。浮動票は28%前後。
首位を維持するケイコに対しては各勢力からの攻撃が激化しており、政治的には右翼のノーベル賞作家マリオ・バルガス=ジョサ(MVLL)はクチンスキ支持を喧伝している。
MVLLは2011年の前回選挙で決選に進出したオヤンタ・ウマーラ(現大統領)とケイコについて「癌かエイズかの選択だ」と品性を疑われる発言をして物議をかもしながらウマーラを支持した。1990年選挙でケイコの父親アルベルト・フジモリに敗れた屈辱感から依然抜け出せないでいる、と見られている。