ボリビアで開催された国際気候変動人民会議最終日の10月12日、ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領が演説、このほどハバナでラウール・カストロ国家評議会議長と6時間会談し、国連ミレニアム目標達成のため「2015~30年クーバ・ベネスエラ特別計画」を策定した、と発表した。
大統領は、その成果は、米州ボリバリアーナ同盟(ALBA)にもたらされると述べた。ハバナではフィデル・カストロ前議長とも会談したが、フィデルはすこぶる気だった、と披露した。
今会議には42カ国から環境問題専門家ら7600人の代表が参加。ボリビアはチレに要求している「太平洋岸領土回復」の主張を強調した。アルヘンティーナは、「主権に基づく対外債務返済再編」を訴えた。「世界人民銀行」創設案も出された。
会議には、エクアドールのラファエル・コレア大統領、クーバのブルーノ・ロドリゲス外相、ボゴタ市長グスタボ・ペトロ、亜国人ノーベル平和賞受賞者で人権活動家のアドルフォ・ペレス=エスキベルらも出席した。開会段階では、バン・ギムン国連事務総長、ローラン・ファビウス仏外相も出席した。