メキシコのグアダラハーラ市で10月14日開会した第16回フエゴス・パナメリカーノス(汎米競技大会)は30日閉会した。汎米スポーツ機構(ODEPA=オデパ)加盟35カ国・7地域が参加した。
注目のメダル獲得競争は、米国が圧倒的な数で、1位を維持した。米国から半世紀余り敵国扱いされてきたカリブ海最大の島国キューバ(玖)は、金メダル数でブラジル(伯)を凌いだが、メダル獲得総数ではブラジルに後れをとった。2016年にリオデジャネイロ五輪を開催するブラジルは、選手育成の成果を挙げた。開催国メキシコ(墨)も奮闘し、4位に着けた。
上位6カ国のメダル獲得数は次の通り。
金 銀 銅 計
米国 92 79 65 236
玖国 58 35 43 136
伯国 48 35 58 141
墨国 42 41 50 133
加国 30 40 49 119
コロンビア 24 25 35 84
以下、アルゼンチン(亜)、ベネズエラ、ドミニカ共和国(RD)、エクアドールと続く。
次の第17回大会は2015年7月、カナダ(加)のトロントで開催される。
(2011年10月31日 伊高浩昭)