2013年10月30日水曜日

ロシアがエクアドールに借款供与


 エクアドールのラファエル・コレア大統領は10月29日、モスクワでロシアテレビに対し、「わが国には亡命者を守る主権がある。現在ロシアに居るスノーデン氏がエクアドール領内に入れば、亡命を認める」と述べた。

 この日コレアはプーチン大統領との首脳会談に臨み、さまざまな分野で合意が成った。ロシアがエクアドールの火力発電所建設に2億3000万ドルの借款を供与することや、ロシア企業絡みの協力方針が決まった。

 ロシア鉄道会社は、キトと太平洋岸の4港を結ぶ総延長1800kmの電動鉄道建設のための調査を開始することになった。またロシアの石油関連会社は、エクアドール大陸棚の海底炭田開発について交渉に入ることになった。

 ロシアは、エクアドール軍のトラック、ヘルコプターなど装備買付用に2億ドルの借款を供与したいと申し入れた。エクアドールは、これを受けるかどうか検討することになった。コレア訪露は、09年に続き2度目。