2013年10月18日金曜日

ボリビアが「国民尊厳の日」を制定


 ボリビアのエボ・モラレス大統領は10月17日、政令を施行し、この日を「国民尊厳の日」に制定した。

 10年前の2003年のこの日、当時のゴンサロ・サンチェス=デ・ロサーダ大統領が反政府行動を弾圧し、60人を超える死者と負傷者約500人が出た。大統領はヘリコプターで国外に脱出し、その後、米国に亡命した。

 サンチェスは、この国の最大の輸出品である天然ガスを、内需より対米輸出を優先させる輸出政策を実施しようとして、激しい反対に遭った。

 モラレスはサンチェスの身柄引き渡しを繰り返し要求してきたが、ブッシュ息子、オバーマ両政権は拒否してきた。