コロンブス米州到着記念日の10月12日、この日を2011年から「非植民地化の日」と呼んでいるボリビアのラパスで3日間の第1回「非植民地化・反差別・反人種差別闘争サミット」が終わり、ラ米大陸をパナマ・コロンビアのクナ民族の言葉「アブヤ・ヤラ」と呼ぶためにこの言葉を復活させることを決議した。
この日を「ラ米大陸非植民地化の日」と呼ぶこと、そのための運動の本部をボリビアに置くことも決めた。
会議にはボリビア、エクアドール、ペルー、アルヘンティーナ、チレ、コロンビア、ベネズエラ、グアテマラ、メヒコおよび、コンゴの先住民代表が参加した。
一方、この日を「先住民族抵抗の日」と呼ぶベネスエラでは、ボリーバル州内でメルコスール加盟国先住民族会議が開かれた。ラ米統合への先住民族の参加、各国先住民族同士の協力強化、新自由主義経済政策糾弾などを決議した。
ニコラース・マドゥーロ大統領は、この日を「国家の日」として祝っている西国を、「米州先住民族ら1億人が虐殺された米州ホロコーストの始まった日を祝うとは何事だ」と、怒りを表明した。
チレでは先住民族マプーチェ700人が、マプーチェ政治囚解放、悪法「反テロリスタ法」廃止を掲げて首都を行進した。
ブエノスイアレスでは、ボリビアの聖母コパカバーナを讃えるため、在亜ボリビア人らが民俗舞踊を踊りながら行進した。
クーバでは、民族学、歴史社会文化の研究誌「デル・カリーベ」(カリブ海から)の創刊30周年を記念する行事が催された。