地人会新社がこの盛夏と初秋に演劇を贈る。一つは、毎夏恒例の「この子たちの夏」、もう一つは「テレーズとローラン」である。
◎「この子たちの夏」(構成・演出 木村光一、舞台監督 井川学)
8月13日(土)1300および1700、14日(日)1400。世田谷パブリックシアターで。問い合わせ 03ー3478ー2189。
出演:13日;一路真輝、かとうかず子、島田歌穂、西山水木、根岸季衣、原日出子。
14日;かとうかず子、古村比呂、島田歌穂、高橋紀恵、床嶋佳子、原日出子。
★被爆者の遺稿、書簡など資料の中から「母と子」の題材に絞って選んだ原稿を、女優たちが読み上げる朗読劇。私は過去2回観たが、被爆・被曝の集団的記憶を風化させないために何年かに一度観ることにしている。
◎「テレーズとローラン -あるいは愛の終わり、愛の始まり」(原作 エミール・ゾラ、作・演出 谷賢一)
9月9日(金)~19日(月)。 池袋の東京芸術劇場シアターウエスト。問い合わせ 03ー5912ー0840。
出演:木場勝己、奥村佳恵、銀粉蝶、浜田学。
★原作はゾラ『テレーズ・ラカン』。肉欲の果ての、殺人果ての殺人、後悔と恐怖、すれ違う愛の形。欲と利己主義から溢れ出す「究極の愛」とは。これは是非とも観たい。
☆地人会新社 03ー3354ー8361。