2016年8月6日土曜日

キューバ中部で「良質油の油田発見」と豪社が発表

 クーバ中部北海岸地方で4年前から油田探査を続けてきた豪石油会社MEOは8月4日、マタンサス、ビージャクラーラ両州にまたがる「第9開発地域」に良質の油田があることがわかった、と発表した。深さ2000~3500mの地中にあり、埋蔵量は80億バレル。

 玖政府は2日、ハバナのホセ・マルティ国際空港の改造工事の請負に関し仏企業と交渉中、と明らかにした。
 
▼ラ米短信  ウルグアイ国防相エレウテリオ・フェルナンデス=ウイドブロ(74)が8月5日、モンテビデオの国軍病院で肺の病のため死去した。

 ゲリラ組織「民族解放運動-トゥパマロス」(MLN-T)創設者の一人で、1970年代、ゲリラ司令として戦った。1999~2011年、政党「拡大戦線」(FA)所属の上院議員を務め、ホセ・ムヒーカ前大統領のFA政権で国防相になった。タバレー・バスケス現FA政権でも国防相に留任していた。ムヒーカとはゲリラ時代からの盟友だった。

▼ラ米短信  ジョン・ケリー米国務長官は8月4日、亜国を訪問、マウリシオ・マクリ大統領に、亜国軍政期にブエノスアイレスの米大使館と国務省の間で遣り取りされた公電など外交文書4000点を手渡した。

 今年3月、バラク・オバーマ大統領が訪亜した折、亜国軍政期の解禁された米外交文書を引き渡すことが決まった。今回の4000点は2002年に解禁された文書が中心。引き渡しは今後も続く。

 ケリー長官はまた、マクリ政権が決めたシリア難民3000人の受け入れ計画に米国が協力することを明らかにした。

 長官は亜国外相との共同記者会見で、ベネスエラ情勢に触れ、「米国はベネスエラ当事者間の対話を深く懸念している」と述べた。長官は5日のリオ五輪開会式に出席する。

 一方、亜国法廷は4日、「五月広場の母たちの会」のエベ・デ・ボナフィニ会長を「公金横流し」の疑いで逮捕することを決定。逮捕状執行者が同会本部に向かったが、会長を支持する大群衆に阻止された。

 同会は、ペロン派の前政権下で労働者向けの住宅建設計画に携わっていたが、その建設資金を「不正流用」した容疑が会長にかけられている。

▼ラ米短信  ベネスエラのニコラース・マドゥーロ大統領は8月5日、原油価格安定化のため、石油出国機構(OPEC)加盟国と、非加盟産油国との会合を提案する、と明らかにした。

 一方、デルシー・ロドリゲスVEN外相は4日、ケリー長官のブエノスアイレスでのVENに関する発言について、「無礼な内政干渉」と糾弾した。