2012年3月6日火曜日

ガルシア=マルケス生誕85周年行事

☆★☆コロンビア人作家ガブリエル・ガルシア=マルケス(GGM、1927年3月6日生まれ)は3月6日で85歳。居住国メキシコでは、芸術庁(INBA=インバ)が中心となって各地で記念行事が催されている。

★GGMは、同国人作家アルバロ・ムティスに勧められて1961年メキシコ市に住みはじめた。既に永住権を取得している。メキシコ人作家、故フアン・ルルフォの『ペドロ・パラモ』(1955年)を読んで、着想し、出世作『シエン・アニョス・デ・ソレダー(孤独の百年)』(邦題「百年の孤独」)を書いた。

☆今年は処女作『三度目の辞任』執筆60周年、『孤独の百年』刊行45周年、ノーベル文学賞受賞30周年、自伝刊行10周年に当たる。

★シナロア州都クリアカンでは5日夜から連続24時間、『孤独の百年』のリレー朗読会が開かれている。メキシコ市のテレビ局はGGMのドキュメンタリーを放映している。

☆INBAは11月に、GGMの諸作品を集中的に読む「書籍の日」を設ける計画だ。

★最近GGMに会ったジャーナリストは、「ガボは健康がやや落ち目のようだ」と語っている。