2012年5月23日水曜日

ドミニカ共和国大統領選挙で政権党勝つ

▼▽▼レプーブリカ・ドミニカーナ(RD=ドミニカ共和国)で5月20日大統領選挙が実施された。21日結果が判明、政権党ドミニカーナ解放党(PLD)のダニーロ・メディーナ氏(60)=経済専門家=が得票率51%(226万票)で当選した。対立候補の野党ドミニカーノ革命党(PRD)のイポリト・メヒーア元大統領(71)は、47%(207万票で)及ばなかった。他に候補者4人が出馬した。

▽棄権率は30%だった。新大統領は8月16日就任する。任期は4年。副大統領には、レオネル・フェルナンデス現大統領のマルガリータ・セデーニョ夫人が就任する。既に3期務めてきた同大統領は、4年後の出馬に布石していると見られている。

▼メヒーアは22日、選挙結果を認めながらも、政権党によるPRD支持者買収、PRD幹部逮捕、政府によるマスメディア操作、大統領の干渉などの不正があった、と批判した。

▽PLD現政権は、米国・中米・RD自由貿易協定(CAFTA・RD=カフタ・エレデ=)加盟、
2010年1月大震災に見舞われた隣国ハイチ支援などで存在感を示し、選挙前から「やや優勢」と伝えられていた。その「優勢」報道をメヒーアは、「政府による操作」と見ているわけだ。

▼今年ラ米では、7月1日メキシコ、10月7日ベネズエラと、重要な二つの大統領選挙が実施される。