ピーター・ハンソン著『「ローマの休日」を仕掛けた男-不屈の映画人ダルトン・トランボ』(松枝愛訳、中央公論新社)が刊行された。
赤狩りで追放されながらも偽名でB級映画を作り続け、「スパルタカス」や「ジョニーは戦場へ行った」などの名作で甦った映画脚本家Dトランボ(1905~76)の波乱の生涯と作品誕生についての秘話が盛り込まれている。
訳者にとり、『革命の侍』(09年、長崎出版)、『チェ・ゲバラと歩んだ人生』(11年、中央公論新社)に次ぐ3作目である。
読了し、書評を書くこととしたい。