チリの詩人、故パブロ・ネルーダの甥であるロドルフォ・レジェス弁護士は7月10日、ネルーダが毒殺されたかどうかを調査するため、遺骨の一部をスペインのムルシア大学法医学研究所に送る
ことになった、と公表した。
ことになった、と公表した。
死因調査の担当判事マリオ・カローサが6月17日に許可した。遺体発掘に関わった同研究所の専門家が調査することになる。
ネルーダは軍事クーデターから12日後の1973年9月23日サンティアゴ市内の診療所で死亡した。晩年の運転手兼側近のマヌエル・アラヤは昨年、毒殺説を法廷で証言した。法廷は、その証言に基づいて今年4月、遺体を発掘した。
遺骨は現在、米・北カロライナ州の研究所で調査されている。
アラヤは、チリ軍政秘密警察とCIAの要員だった「マイケル・タウンリー」が毒殺に関与したと見ている。