キューバ外務省は7月16日、パナマで臨検され抑留されている北朝鮮の貨物船に積まれていたミサイルなどはキューバ軍のもので、修理するため北朝鮮に運び、修理されたらキューバに戻されることになっていた、と発表した。
発表によると、兵器類は240トンで、いずれも半世紀前に旧ソ連で製造された防衛用兵器。地対空ミサイル「ヴォルガ」および「ペチョラ」の発射装置込み2基、ロケット弾9個分の部品類、ミグ21戦闘機2機、同型機用のエンジン15基が積載されている。
パナマ政府は16日、キューバのロヘリオ・シエラ副外相が13日、北朝鮮船を解放するよう要請してきたが拒否した旨を明らかにした。
キューバの発表では、積荷の砂糖は1万トンだった。