スペイン人作家フアン・ゴイティソロ(83)が今年度のセルバンテス賞に11月24日決まった。授賞式は来年3月、マドリーで。賞金は12万5000ユーロ(15万5000米ドル)。
ゴイティソロはフランコ独裁を嫌って長らくパリに住んだが、1966年以降、モロッコのマラケシュを拠点にしている。西仏アラビア語をこなす。
作品には『祭の終わり』、『フリアン伯爵の名誉回復』、『手の遊び』、『イデンティダーの徴』など。
内戦時のサライェヴォの状況を書いたルポルタージュ『サライェヴォノート』などのジャーナリズム作品も多い。