2014年11月25日火曜日

ガルシア=マルケスの資料はテキサス大学が購入

 米テキサス大学が故ガブリエル・ガルシア=マルケス(GGM)の資料を買い取ったことが11月24日明らかにされた。GGMは4月にメヒコ市で死去。以来、資料の行き先が関心を集めていた。

 資料には、取材メモ、写真、書簡、タイプ打ち原稿などが含まれている。代表作の一つ『孤独の百年』(邦題「百年の孤独」)の原稿もある。

 テキサス大学のハリー・ランサム研究所には、ホルヘ=ルイス・ボルヘス、ジェイムス・ジョイス、アーネスト・ヘミングウェイ、ウィリアム・フォークナーらの資料の取集がある。ここに加えられる。

 書簡は約2000点ある。グレアム・グリーン、ギュンター・グラス、フリオ・コルタサル、カルロス・フエンテスからの手紙も含まれている。

 コロンビアでは、コロンビア人のGGMの貴重な資料を買わなかったとして政府批判が起きている。これについて政府は24日、GGMの遺族が売り渡し先を決めたのであって、政府に責任はない、と釈明した。