コロンビアのJMサントス大統領は12月21日、大麻の医療・科学使用を合法化する政令に署名した。個人・法人は、国家麻薬理事会(CNE)および保健・社会保障省に申請し、認可を受けて大麻栽培・授受・輸出などが可能になる。
CNEは、申請を受けてから30日以内に認可の可否を決める。科学利用は、大学、研究所など調査機関に限られる。不正使用は、CNEと国家警察が認可対象を予告なしに査察し、取り締まる。
薬局は、大麻の加工薬品のみ販売できる。コロンビアでは2012年から、大麻の20g携行が合法化されている。カリブ海岸のサンタマルタ市は最大の大麻密輸港だが、「サンタマルタゴールド」は世界大麻市場で一級品に位置付けられている。
一方メヒコでは、首都メヒコ市のMAマンセーラ市長(メヒコ連邦地区=DF=長官)が大麻の医療・薬品使用合法化の運動を展開している。このほどメヒコ市大司教区の枢機卿が理解を示し、市長は意を強くしている。