2012年1月8日日曜日

アルゼンチン大統領は癌ではなかった!

▽▼▽アルゼンチン政府は1月7日、クリスティーナ・フェルナンデス=デ・キルチネル(CFK)大統領(58)は「癌ではなかった」と発表した。政府は昨年12月27日、大統領は甲状腺右葉に癌の突起が見つかったと発表。大統領は1月4日、首都の私立病院で患部の除去手術を受けた。

     ところが、医師団が除去した部分を精密検査したところ、癌細胞はなかった、という。

     専門家は、「良性の腫瘍だったに違いない」と、見ている。癌細胞の有無を調べる場合、疑いのある部分を摘出しなければ検査しにくいことが少なくなく、今回の医師団の手術も仕方なかった、と理解する専門家もいる。

     医師団は「放射線治療は不要」としているが、「甲状腺除去により、ホルモン療法が必要になる」との見方も出ている。

     CFK政権に批判的な人々の間では、「世紀の大嘘だった」などと非難の声が上がっている。

     年末から年始にかけて亜国と国際社会に衝撃を与えたCFKの<癌騒動>は、意外な幕切れとなった。

     大統領は7日退院し、首都郊外の大統領公邸に戻った。24日まで静養期間があるため、その間は、アマード・ブドゥー副大統領が職務を代行する模様。