キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長は4月5日、コラム「省察」で、「核戦争になればバラク・オバーマ(米大統領)は不吉な人間になり、朝鮮半島両国人民に恐るべき被害が出、世界の人口の70%に害が及ぶ」として、北朝鮮に開戦しないよう呼び掛けた。
前議長はまた、「朝鮮半島情勢は信じ難く、かつ馬鹿げている」、「1962年のキューバ核ミサイル危機以来、最大の危機の一つだ」、「朝鮮戦争では何百万人もが死んだ。日本では米軍が投下した2個の原爆で、一瞬のうちに数十万人が死んだ」と指摘した。
「私は1986年に訪朝し、金日成、金正日に会った。金日成は勇気ある革命家だった」と述べた。[この部分は、北朝鮮の現指導部を暗に批判したものとも解釈できる。]