ブラジルの「国家司法会議」(CNJ)は5月14日、同性愛者同士の民法上の結婚を承認した。承認案は賛成14、反対1で可決された。ラ米で3国目。
ラ米では亜国とウルグアイがそれぞれ、同性愛者結婚を法制化して認めている。この点についてCNJは、人間平等の立場からの決定であり、動きの鈍い国会による立法化を待つまでもない、との見解を示している。
カトリック教会や保守層からは反対意見が巻き起こっている。違憲訴訟もありうるが、CNJ議長は最高裁長官でもあり、CNJの決定は事実上の法制化だと受け止められている。
CNJは2011年に、同性愛者同士の同棲を認めていた。