パナマ運河庁(ACP)は9月26日、北朝鮮貨物船チョンチョンガン号に罰金100万ドルを科した、と発表した。
同船は7月、パナマ運河カリブ海入り口の海上で、パナマ当局に臨検され、キューバ軍の旧式兵器類を隠して積載していたのが摘発された。罰金は、この貨物届け出義務を怠ったためとされる。
船、積荷、乗組員35人はパナマに留め置かれている。ACPは、罰金の3分の2に当たる65万ドルが支払われれば、解放するとしている。
パナマ政府の要請を受けて国連安保理は調査団を8月パナマに派遣したが、調査結果は依然発表されていない。罰金支払いをもって事件が解決するのか否か、明らかでない。