2013年9月5日木曜日

ベネズエラで大停電、「電力クーデターの演習」と大統領


 ベネズエラで9月3日朝から4日にかけて国土の大半で長時間の停電があった。電力省は4日、送電線の鉄塔一か所で、送電を遮る工作がなされた可能性がある、と明らかにした。

 首都カラカス、および23州のうちの13州で停電が起きた。カラカスでは信号機と地下鉄が麻痺するなど、大混乱に陥った。

 ニコラース・マドゥーロ大統領は4日、これは敵が仕掛けた「電力クーデターの演習」だとし、「低強度の戦いを仕掛けてきた。低強度の反撃をする」と述べた。大統領はまた、「ティック・タック」を名乗る極右一味の犯行の可能性がある、と指摘した。

ベネズエラは、電力事情が悪く、妨害工作も起きるため、いま「電力非常事態」下に置かれている。