ボリビアのエボ・モラレス大統領は9月6日、ヴァティカンでローマ法王フランシスコに謁見した。大統領は法王が7月ブラジルを訪問した際、ミサに参列していた。
モラレスは2009年の新憲法で、国家とカトリックを明確に切り離した。先住民族主義と社会主義を掲げるモラレスは教会を相手にせず、むしろ「教会は政党活動をしている」と非難していた。
だが来年、大統領選挙に3選をかけて出馬するため、集票作戦の一環としてカトリック色を打ち出しつつある。
現法王は隣国アルヘンティーナ(亜国)人であるため、スペイン語で自由に話せることや、親近感もある。