チリの裁判官組織「司法権判事協会」は9月4日、ピノチェー軍政時代に裁判官が犯した過ちを謝罪した。法廷は1973年9月11日の軍事クーデターを支持し、多くの市民から求められた人身保護を拒否した。また偽りの判決を下した。
これを受けて、最高裁が謝罪するか否かに関心が集まっている。
一方、最高裁は同日、亜国人元判事オティリオ・ロマーノ被告の身柄を亜国に引渡した。同被告は亜国軍政期に100件を超える人権蹂躙事件を覆い隠すなど、人権犯罪に加担した。2011年チリに逃亡した。
ロマーノを裁く裁判は、メンドサ市で開かれる。