2014年4月5日土曜日

ベネズエラ検察が野党指導者を扇動罪などで起訴

 ベネスエラ検察庁は4月4日、極右野党党首レオポルド・ロペス(42)を、公然煽動、資産損傷教唆、放火教唆、犯罪関与、で起訴した。公判は5月上旬開始の見通し。すべてが有罪になれば、禁錮13年余りの実刑となるもよう。

 ロペスは、マドゥーロ政権打倒を目指し街頭蜂起するよう学生らに呼び掛け、2月12日、カラカス市内で死者3人、負傷者66人、逮捕者69人が出る大規模な事件が起きた。

 検察庁はまた、2月12日以来の一連の破壊活動や暴力事件により、死者39(うち治安部隊要員8)人、負傷者608(同194)人、逮捕出廷者2285人、身柄拘禁者192(同17)人が出た、と発表した。

 出廷者のうち904人は「学生」を名乗ったという。