2014年11月18日火曜日

米政府はキューバ人医師亡命を奨励、とNYTが批判

 ニューヨークタイムズは11月17日の論説で、米政府がクーバの頭脳流出を促進している、と非難した。

 クーバは国際主義保健協力派遣政策で、全世界に5万人の医師、看護師、医療技術者らを送り込んでいるが、その医師を米国に亡命させる米政府の政策を非難したもの。

 2013年9月から14年9月までの1年間に1278人のクーバ人医師が米国に亡命した。この政策は06年にブッシュ前政権が始めた。

 亡命奨励政策は米政府が、クーバの国際主義政策が成果を挙げていることに脅威を感じていることを示している。

 現在、西アフリカでクーバ人医師256人がエボラ出血熱患者の治療に従事しているが、彼らは米政府が建設した医療施設内で働いている。いつでも米大使館に駆け込むことができる、とNYT紙は指摘している。

 同紙は9月末から、米玖関係正常化を促す論陣を張ってきた。