クーバ駐在のブラジル大使セザリオ・メラントニオは11月6日、ルセフ政権の「マイス・メジコ」(もっと医師を)政策により、既にブラジル国内でクーバ人総合医師1万1800人が働いているが、可能ならば今後はクーバから専門医を導入したい、と述べた。
同大使によると、ブラジル人のうち4800万人がクーバ人医師の診察を受けてきたが、その88%は満足している。
ブラジルは、クーバ人医師による医療サービスに対し、年間85億ドルをクーバに支払っている。両国貿易は年間20億ドルであり、医療サービスはその4倍強に及ぶ。
クーバの医師、医療技術者、看護師ら医療労働者は48万人。うち5万人が世界66カ国で活動している。その中には、西アフリカのエボラ出血熱が深刻な3国で働く数百人が含まれている。
クーバでは、対外医療活動は「国際主義任務」と呼ばれ、自発的参加が期待されている。