国連非植民地化特別委員会は6月17日、カリブ海の米植民地プエルト・リコ(PR)住民の民族自決と独立を希求する権利を確認し、PRをLAC(ラック=ラ米カリブ)の一員と認め、宗主国・米国にPR住民の権利実現を図る過程に入るよう促す決議案を可決した。
これは、米国併合支持票が比較多数だった昨年11月の住民投票結果を認めない、あるいは超越した決議である。
決議はまた、米政府によるPR人独立運動活動家への弾圧を糾弾し、政治囚の早期解放を求めている。
決議案はキューバ、ベネズエラ、ボリビア、エクアドール、ニカラグアが共同提案していた。この5カ国はいずれも、米州ボリバリアーナ同盟(ALBA)に加盟している。