2013年8月27日火曜日

ベネズエラが大統領・国会議長暗殺計画を摘発


 ベネスエラのミゲル・ロドリゲス内務・法務相は8月26日、ニコラース・マドゥーロ大統領とディオスダード・カベージョ国会議長の暗殺を狙った陰謀を摘発した、と発表した。

 同相は、今月13日コロンビアのククタ国境から潜入した10人の暗殺団のうちの2人を15日逮捕したと前置きし、2人はレーザー照準器付きライフル銃、ベネズエラ陸軍兵士制服、大統領と国会議長の写真を携行していた、と明らかにした。

 一身は、ボゴタ近郊ソアチャ市で組織された。だが陰謀はマイアミ、パナマ市、コロンビア国内で為された、という。

 発表によると、米国の対ラ米極右勢力を代表するオットー・ライク、ロジャー・ノリエガの両元米州担当国務次官補や、米政府から匿われているラ米きってのテロリスト、ルイス・ポサーダ=カリレス(LPC)が関与している。またコロンビア極右の前大統領アルバロ・ウリーベも絡んでいる。(ウリーベは同日、否定した。)

 マドゥーロ大統領は同日、「国際右翼はベネズエラでマグニシディオ(大物暗殺)を画策している。陰謀は米国に発しており、オバマ大統領、あなたは回答せねばならない。あなたはライクやLPCが絡む陰謀をご存じないのか」と、オバマ政権を批判した。

 そして、「私を殺せば、ベネズエラは内戦に陥る」と警告した。