2013年11月5日火曜日

ブラジル情報局が10年前に米大使館施設を諜報


 伯紙フォーリャ・デ・サンパウロは11月4日、ブラジル情報局(ABIN=アビン)職員筋の話として、今から10年前のルーラ前政権第1期、ABINはブラジリアの米国大使館関連施設に対し諜報活動をしていた、と報じた。

 ABINはまた、ロシア、イラン、イラクの外交官に対しても諜報活動をしていた、という。

 政府は「防諜活動であり合法」との立場だが、国会諜報活動規制合同委員会を5日開くことを明らかにしている。

 ルセフ現政権は、国連などで米国の諜報活動を厳しく追及している。そんなときだけに、ブラジルにとって都合の悪い事実が明るみだされた、と見る向きもある。