メキシコに来年3月、新しい左翼大衆政党が発足する。2006年の大統領選挙で実際に勝ちながら開票操作で敗れたとされ、昨年の大統領選挙でも敗れたアンデレス=マヌエル・ロペス=オブラドール(AMLO=アムロ)氏を代表とする「国民刷新運動」(MORENA=モレーナ)だ。
AMLOは、野党・民主革命党(PRD)に所属していたが、政治運動MORENAを結成し、政党化の準備を進めてきた。
政党化の条件は、20州以上の州にまたがる計23万人以上の党員を持つこと。最近、この条件を満たした。
AMLOは、2018年の次期大統領選挙に政治生命をかけて出馬する意向。従来、社会福祉を掲げ、新自由主義に批判的な経済政策を打ち出してきた。