2013年12月15日日曜日

チャベス前ベネズエラ政権は大土地820万hrを接収


 ベネスエラ土地庁(INTI)は12月14日、チャベス前政権は2000~12年に大土地820万ヘクタールを接収した、と明らかにした。うち400万hrは同庁など政府機関の管理下にあり、300万hrは分割され、貧農らに与えられた。他の100万hr余りの在り方は明らかにされていない。

 2012年には55万hrが接収された。今年13年の目標は39万7000hr。14年は35万hr

 大土地接収と分配は、故ウーゴ・チャベス大統領の農地改革政策に基づき実施された。だが専門家らは、それにより農牧業の生産性が著しく落ち、輸入食糧依存度が高まった、と批判している。

 一方、ホルヘ・アリアサ副大統領(チャベスの娘婿)は14日、「暴利を貪る商人は態度を改めよ。さもなければ、ベネスエラから出ていけ」と述べた。政府は、食品や家電など生活物資の隠匿、売り惜しみを非難し、摘発している。