メキシコで12月3日未明、医療廃棄物の放射性物質コバルト60を積んだトラックが盗まれた。トラックは4日発見されたが、積荷は持ち去られていた。
メキシコ北西端のティフアーナ市を11月28日出発し、メキシコ市の放射性廃棄物処理施設に向かっていたトラックは3日未明、運転手が仮眠をとるため立ち寄ったイダルゴ州テポハコの給油所で2人組の強盗に盗まれた。
トラックは、メキシコ州エウイポストゥラで見つかったが、コバルト60の入った頑丈な金属製の容器は消えていた。
警察は、原子力当局の指示に従って、トラック発見場所から半径500mの地域を危険区域に指定し、警戒している。