2015年6月4日木曜日

ベネズエラが近く国会議員選挙の日程発表か

 南米諸国連合(ウナスール)のエルネスト・サンペール事務局長は6月2日、ベネスエラでは今年後半に国会議員選挙が実施されるが、現在、選挙日程の調整中で、近く投票日が発表される見通しだ、と述べた。

 コロンビアのカルタヘーナでは2~4日、国際麻薬取締会議が開かれているが、米南方軍のジョン・ケリー司令官は3日、ベネスエラ政府が取締りに非協力的なため、コロンビアから米国に入るコカインの多くはベネスエラ経由となっている、と語った。

 ケリー将軍はまた、私は麻薬問題が第一義的に消費社会の問題であるのを認めるのにやぶさかではないと前置きし、最大消費国は米国、次いでブラジルであり、欧州、アジアが続くと指摘した。

 一方、メヒコ国営石油PEMEXは2日、今年第1・三半期のメヒコの対米原油輸出はベネスエラに抜かれて4位になった、と発表した。

 同期の原油対米輸出はカナダ9720万バレル、サウディアラビア4070万b、ベネスエラ2880万b、メヒコ2110万bの順だった。