2015年6月5日金曜日

コロンビア政府とゲリラFARCが真実委員会設置で合意

 ハバナで和平交渉中のコロンビア政府とコロンビア革命軍(FARC)は6月4日、内戦の実態を解明するための「真実・共生・繰り返し不可委員会」設置で合意した。

 この委員会で明らかにされる犯罪事実は、コロンビア司法による捜査・懲罰の対象にならない。

 委員会は、和平協定調印の日から3年間か活動する。委員は11人。

 1960年代初めに本格化し半世紀を超える内戦は、死者22万人、避難民600万人を出してきた。双方は2012年11月、和平交渉をハバナで開始、今回は第37ルエダ(ラウンド=会合)。コロンビアのマリーア・オルギン外相が初めて参加した。