2015年5月25日月曜日

反ベネズエラ報道が無処罰のまま罷り通っている、と外相非難

 ベネスエラのデルシー・ロドリゲス外相は5月24日、反ベネスエラの意図的誤報キャンペーンを張っている諸国メディアが無処罰のまま放置されている、と指摘した。

 たとえば、街頭暴力教唆罪や政変画策容疑で逮捕されている極右政治家らの釈放を求めるキャンペーンが続いており、日本の一部メディアもそれに乗せられている。逮捕の原因に触れずに「政治囚釈放」を訴える手法が罷り通っているわけで、外相は、そのような状況を非難した。

 外相はまた、ベネスエラ東隣のガイアナ西部沖の経済水域での海底油田開発を中止するよう、米エクソン・モビル社に通告した。

 ベネスエラとガイアナは、ガイアナ西部のエセキーボ地方の領有権をめぐって長らく紛争状態にある。ベネスエラにとっては、同地方沖での油田開発は自国主権の侵害に当たるため、開発停止を申し入れた。

 エクソンは今月8日、油井から原油が出たことを明らかにしている。

 ロドリゲス外相は、ホセ=ビセンテ・ランヘール元副大統領がキャスターを務める民放報道番組で発言した。