2015年5月18日月曜日

グアテマラで9月6日、大統領選挙実施

 グアテマラ大統領選挙は9月6日実施される。

 10人前後となるもようの候補者のうち、最有力者は前回選挙決選で敗れた実業家で右翼のマヌエル・バルディソーン(44)。改新民主自由党(LIDER)から出馬する。

 オットー・ペレス=モリーナ大統領の愛国党(PP)からは、ラジオニュースキャスター、マリオ・ガルシア(68)が出馬する。

 またコロム前政権の与党だった希望国民連合(UNE)からは、アルバロ・コロム前大統領の夫人だったサンドラ・トーレス(59)が立候補する。

 愛国党は危機に陥っている。税関汚職・密貿易事件で関与していた疑いが濃厚と見られているロサーナ・バルデッティは8日、副大統領を辞任、検察の取り調べを受ける。

 国内では約20団体が「反腐敗市民運動」を結成、グアテマラ市をはじめ主要都市で抗議行動を続けてきた。副大統領を辞任に追い込んだ今、ペレス=モリーナ大統領の辞任を要求しており、16日には首都で2万人を動員して抗議集会を開いた。