2015年5月27日水曜日

ブラジル大統領がメキシコを訪問

 ブラジルのヂウマ・ルセフ大統領は5月26日、国家元首公式訪問としてメヒコを訪れ、エンリケ・ペニャ=ニエト(EPN)大統領と会談した。

 ラ米の1、2位の経済力を誇る両首脳は、経済関係のさらなる拡大強化で合意した。

 ルセフ大統領はメヒコ財界人との会合で演説し、メヒコと南米のチレ、ペルー、コロンビアが加盟する太平洋同盟(AP)と、ブラジルが盟主の南部共同市場(メルコスール)および南米諸国連合(ウナスール)の関係について、「代替でなく相互補完の関係でなければならない」と訴えた。

 EPN墨大統領は、米加両国と組む北米自由貿易協定(地域、TLCAN・NAFTA)の重すぎる関係をできるだけ「中和化」するためラ米との関係を重視しており、既にブラジルを公式訪問している。