2012年6月24日日曜日

イラン大統領がベネズエラ訪問

▼▽▼イランのマハムード・アハマディネジャド大統領は6月22日、ベネズエラを訪問し、ウーゴ・チャベス大統領と会談した。チャベスは、「邪悪な政策を押し付けようとしている帝国主義勢力を相手に闘っている人民の真の指導者」と、イラン大統領を持ち上げげた。

▽チャベスはまた、「あなたのこの来訪を機に、戦略的同盟関係を深化させたい。イラン人民と国家は、主権、独立、合法的諸制度を脅かされている。帝国主義に押し付けられた困難と障害がある。イラン革命を潰すために押し付けられた封鎖、脅威、制裁と闘うあなたの英雄的努力を支援する」と述べた。

▼これに対しアハマディネジャドは、チャベスを「親愛なる兄弟」と呼び、「帝国主義大国に抵抗し、自国と世界の人民の権利を守っている革命家」と讃えた。さらに、「その抵抗の戦いに勝利するのは人民だ。私は、帝国主義解体の兆しを見ている」と語った。

▽チャベスは、「25日にベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が来訪する」と明らかにし、「我々アハマディネジャド、ルカシェンコ、チャベスは<独裁者>呼ばわりされているが、皆、高い得票率で再選されてきたのだ」と強調した。

▼アハマディネジャドはこれを受けて、ルカシェンコをも「革命家」と呼び、「帝国にとって民主主義は帝国が主張するものであって、人民が望むものではない。帝国は自由の名の下に、独裁者たちを政権に就けてきた」と指摘した。続けて、「米国は自分たちの<銃剣付きの民主主義>をイラクに輸出し、100万人を殺し、400万人の難民を生み出し、社会構造を破壊した」と述べた。