2012年6月20日水曜日

イラン大統領がボリビアで「植民地主義」を非難

▼▽▼イランのマハムード・アハマディネジャド大統領は6月19日、ラパスでボリビアのエボ・モラレス大統領と会談した。両国は2007年に国交を樹立したが、イラン大統領は以来3度目のボリビア訪問。

▽会談後の記者会見でアハマディネジャドは、モスクワでのイランと、安保理5常任理事国およびドイツとの話し合い、さらに墨ロス・カボスでの米ロ首脳会談を受けて、「他の国々の発展と自由に反対する一部諸国の態度は、長い植民地主義の時代に根差している」と非難した。

▼モスクワで6カ国側はイランに、ウラン濃縮を大幅に減らすよう求め、米ロ首脳は「イランは、核平和利用に関する国際社会の信頼回復のため真剣に努めるべきだ」と述べた。

▽一方、モラレス大統領はアハマディネジャドに対し、「兄弟大統領、あなたは独りではない。反帝国主義闘争をしている我々がここにいる」と述べ、激励した。

▼両国外相は、麻薬取締協定に調印した。イラン大統領一行は同日、「リオ+20」首脳会議出席のため、リオデジャネイロに向かった。