2013年8月8日木曜日

ベネズエラ最高裁が野党側訴えを却下


  ベネズエラ最高裁は8月7日、大統領選挙やり直しを求めた野党側の訴えを却下した。

大統領選挙は4月14日実施され、故ウーゴ・チャベス大統領の後継者ニコラース・マドゥーロ現大統領が接戦を制し、20万票差で当選した。だが、敗れた右翼・財界候補エンリケ・カプリレスは納得せず、開票集計時に不正があったとして選挙無効化と再選挙を要求していた。

  この日、グラディス・グティエレス最高裁長官は、野党側は不正を裏付ける十分な証拠を提示していない、として、訴えを却下した。

  カプリレスは、米州人権委員会、国連、ラ米議会などに訴えると表明、併せて制憲議会開設により大統領多選防止のため改憲の道を探るとの考えも示している。