2013年11月22日金曜日

メキシコ文学界のライオンはカルロス・フエンテスだった、とポニアトウスカ語る


 メキシコの作家エレーナ・ポニアトウスカは11月19日、セルバンテス賞の受賞者に決まったが、彼女の受賞決定後の声が新たに伝わってきた。

 「米国のスタンフォード大学とプリンストン大学が6年前から、書簡など分書類と蔵書を売却してほしいと言ってきている。だが息子フェリーペからメキシコで保管すべきだと言われ、私の名を被せた財団を設立することにした」

 「私の家には、オクタビオ・パス、カルロス・モンシバイス、ロサリオ・カステジャーノスや、他の人々からの多くの書簡が保管してある」

 「メキシコ文学界のライオンはカルロス・フエンテスだった。だが近年、私たちレオーナ(雌ライオン)の文学が認められつつある」

 「81歳の私に残された時間は少ない。だが書き続ける」