ブラジルのヂウマ・ルセフ大統領は11月5日、行政機関のインターネット通信は来年3月を目処に独自の通信網で行なう、と発表した。防諜が目的。
大統領はまた、近い将来打ち上げる防衛・通信衛星を選択する作業が最終過程にあると、述べた。14億レアル(約6億2200万ドル)を投下する。インターネットの大衆化が狙いの一つ。4000万世帯と結ぶ配信網ができるという。
一方、フォーリャ・デ・サンパウロ紙は5日、ブラジル情報局(ABIN)は2003年にマラニャン州アルカンタラのロケット打ち上げ基地で打ち上げに失敗した際、協力したフランス技術者団がサボータージュしたのではないかと疑い調査したが、その証拠はなかった、と報じた。