ガブリエル・ガルシア=マルケス(GGM、愛称ガボ)が、コロンビア人の親友プリニオ・メンドーサの質問に答える形の対話集『グアヤバの香り』(1982年)の日語訳が出た。岩波書店の『グアバの香り』(木村榮一訳)。これを読んだ。
青年時代の放浪、執筆の動機、ジャーナリズムと小説、作風、ラ米政治への関与、クーバ通信社プレンサ・ラティーナ時代、フィデル・カストロとの交友、女性、迷信、有名人である辛さ、などを縦横に語っている。
数多い作品の中から『族長の秋』を代表作に選ぶ。
書評に書いたが、ガボを全体的に把握するために、あるいは一つの文学論として、読むのをお薦めしたい。