2013年12月21日土曜日

ボリビア通信衛星トゥパック・カタリ、中国で打ち上げに成功


 ボリビアの通信衛星トゥパック・カタリ1号(TKSAT-1)が12月21日未明、中国西昌(シチャン)で、ロケット「長征3号」により打ち上げられ、軌道に乗った。

 現地で立ち会ったエボ・モラレス大統領は、拍手でロケットを見送り、「衛星はボリビア人民の解放に役立つ」と述べた。ボリビア全国で大群衆が発射中継を見守った。

 ボリビア政府は、衛星は麻薬など組織犯罪取り締まりに効果を発揮する、と見ている。また南米周辺諸国への「通信輸出」も期待できると表明している。

 この衛星は重量5200kg。中国が3億ドルの援助をした。機能開始は来年3月の予定。