2013年12月18日水曜日

スノーデン氏がブラジル亡命希望するも断られる


 伯紙フォーリャデサンパウロは12月17日、元米NSA(国家安全保障局)職員、エドゥワード・スノーデン氏がインターネットで送った「ブラジル人民への公開書簡」を掲載した。

 スノーデンはその中で、ブラジル亡命と引き換えに、米政府によるブラジル政府中枢部に対する電子スパイ活動の調査に協力する、と提案した。

 だが、ルセフ伯政府は、申し出を断った。伯政府は、独自の電子通信技術の開発に乗り出しつつある一方で、スパイ事件により冷却した対米関係の改善を図ろうとしている。

 スノーデンは、現在のロシア一時亡命の身分では言動に限りがある、と記している。