2013年12月5日木曜日

深化する不自由・反民主のファシズム


 日本に「不自由・反民主」党ができて久しい。それが21世紀第2・10年期の今、牙を剥いた。

 日本人でありながら、小さな自分たちの利益集団を「国家」と同一視し、他者を「国民の皆さん」と呼んで蔑視する。ここから「反民主」が始まる。

 日本人が真に愛し守ろうとする日本は、世界に稀なる深く広い自由・民主の国になった時の日本である。自由を遮り秘密を固めながら「愛国」を強要するとは、傍ら痛い。

 メディアの多くは、生まれつつある悪法に反対している。だが同じメディアは、3代の民主党政権とりわけ菅政権を袋叩きにし、結果的に「自民党」圧勝を招いた。歴史を知らず、従って歴史から教訓を得られないメディアからは反省の声は聞かれない。

 これでは、歴史を知らず歪める浅はかな輩と同じ水準であり、まっとうな批判など出来るわけがない。日本の自由と民主の死は、ジャーナリスムの死なのだ。

 違憲ないし「違憲状態」の国会が、重大な悪法を審議し、採決するのは違憲ではないか。こんな真の正論を冷笑してごみ箱に投げ捨てるファシズムが始まっている。

 言論を封じ込め、9条反対を封じ込め、憲法を過去に戻すのが作戦なのは目に見えている。 

不自由と反民主の荒廃した風土に緑を茂らすには、一連の選挙で、浅はかな輩の支配を打破していくしかない。「政治家」を名乗る者は、いまから準備すべきだ。我々有権者も心せねばならない。選挙と、狭まりゆく言論をこじ開けつつ、戦っていくしかない。