チレのミチェル・バチェレー大統領は8月8日プレトリアで、ジェイコブ・ズマ南アフリカ大統領と会談した。9日にはケープタウンで、故ネルソン・マンデーラ大統領の夫人グラサ・マシェルと会談した。
グラサは、旧南ア白人政権諜報機関によって暗殺された、モサンビークのサモラ・マシェル大統領の夫人だった。
バチェレーは10日、ケープタウン沖ロベン島の刑務所跡を訪れ、マンデーラが18年間拘禁されていた独房を視察した。刑務所跡は現在は博物館になっている。
大統領は11日、モンサンビークの首都マプートに到着した。12日、アルマンド・ゲブーザ大統領と会談する。12日にはルアンダで、アンゴラのエドゥアルド・ドサントス大統領と会談する。
この旧ポルトガル領両国訪問の狙いは、両国の石油・天然ガスの輸入などについて話し合うため。
バチェレーは今回のアフリカ3国歴訪に際し、アフリカ連合(AU)本部のあるエティオピアの首都アディスアベバに大使館を開設する方針を明らかにしている。